J-Winでは、女性メンバーたちの新たな体験と視野を広げるために、今年もダイバーシティ先進国といえる米国ニューヨークを訪問し、各企業のエグゼクティブやカタリストとの交流を行いました。そのレポートをIBMの澤谷さんにお願いしましたので、ご覧ください。
多様性のある人材活用について先進的な取り組みを行っている米企業の実例を確認し理解する機会を目的とし、約70名の参加者を得て11月12日(月)から11月17日(土)の日程で海外研修が終了した。訪問企業はIBMワトソン研究所 (11/13), Catalyst (11/14), Merck社 (11/15)。
1日目はIBM Watson研究所ツアーとして、IBM インダストリー ソリューション ラボ(ISL)の訪問から始まった。研究所オーディトリウムで、ISL概要の説明があった。その後、ISLに移動し、カメラ、マイクロフォンなどからの情報を分析しリアルタイムに警告を出すことの出来るスマート監視機構であるS3、米国ナショナル ジオグラフィック協会とIBMが共同行っている世界各地で数十万人のDNAサンプルを収集・解析し、人類がどのように地球上に広がったかを探る「ジェノグラフィック・プロジェクト」などのデモンストレーションの説明があった。午後はネットワーキングランチの後、IBMのダイバーシティの様々な取り組みの紹介。2日目は今回のJ-Winの姉妹組織であるCatalyst訪問、Ilene H. Langによる概要の紹介に始まり、経営業績と女性のSenior Leadershipポジションの関係の調査、ジェンダーのステレオタイプの調査等、研究調査の紹介及びLehman Brothers、2007年カタリストアワードを受賞したGoldman Sachsの取組の紹介が行われた。最終日はMerck社に訪問し、ダイバーシティの取り組みの詳しい紹介があった。
J-Winディナーを含む今回の海外研修は異なる文化、背景を持つ訪問企業メンバーとの議論によりダイバーシティの理解の深め、またメンバー同士、海外メンバーとの交流を図る機会となった。