2022年度 第3回ダイバーシティ推進責任者会議は6月6日（月）にオンラインにて開催され、2022 J-Winダイバーシティ・アワード、アドバンス部門　準大賞を受賞された日本アイ・ビー・エム株式会社様、 株式会社ベルシステム２４ホールディングス様よりベストプラクティスの発表、情報共有を頂きました。
その後に行われたグループディスカッションでは、各社の現状、根本原因、取組などについて討議し、アジェンダの最後には最近注目されている「女性の健康と就業に関する現状と取組に関する一例」として、企業向けヘルスケアサービスの紹介を受けました。

【第3回ダイバーシティ推進責任者会議 アジェンダ】

1. ベストプラクティス共有 日本アイ・ビー・エム様
2. ベストプラクティス共有 株式会社ベルシステム２４ホールディングス様
3. 課題別グループディスカッション
4. 女性活躍を健康面から推進するヘルスケアサービスについて

■ アワード受賞企業のベストプラクティス共有

2022J-Winダイバーシティ・アワード　アドバンス部門　準大賞受賞の日本アイ・ビー・エム株式会社　人事Diversity & Inclusion Partnerの杉田様、同じく準大賞受賞の株式会社ベルシステム２４ホールディングス　人材開発部　ダイバーシティ推進グループの上村様より、授賞理由となった項目を中心にその取組について発表頂きました。
日本アイ・ビー・エム様からは日本のD&I推進先進企業と言えども、取組の手を緩めれば推進が停滞することをお話しいただき、トップのリーダーシップのもと新たなスタートを切ったこと、現在男性管理職も参加したコミュニティ活動が活発化していることを共有頂きました。
ベルシステム２４ホールディングス様からは事業本部ごとの育成目標と実績が公開され、その事業本部からコア人材である男性管理職が参画するネットワーク活動が活発に行われていること、また、女性活躍以外にも手挙げによる各活動が全社横断的に動いていることが紹介されました。

■ グループディスカッション

5月に行われた第2回ダイバーシティ推進責任者会議のグループ討議で出された各社の課題から、「経営層からの発信」「経営層の理解促進」「男性中間管理職層の意識改革」「２０代女性の育成」「女性管理職登用促進」「アンコンシャスバイアス」「企業文化醸成」「Ｄ＆Ｉ推進者からの発信」の8つのテーマについて、１２のグループにて、課題の現状、根本原因、今までの取組について共有頂きました。いずれも重要かつチャレンジングな課題であり、今後、研究会のテーマとしても取り上げていく予定です。

■ 女性活躍を健康面から推進するサービス

会員企業様からのご紹介で株式会社リンケージ様より「女性活躍を健康面から推進するサービス（システム）FEMCLE」についてご説明いただきました。前提として、女性活躍と就業の関係について「現代女性は昔に比べ経験する月経回数が９倍にも増し、延いては健康疾患のリスクにつながっている」「キャリアの各段階で女性特有の様々な疾患に悩みながら周囲に理解されない」「健康問題による離職リスクが高い」などの問題点と「対処によりパフォーマンス低下が抑えられること」などについてお話しいただきました。参加者からは女性の健康とキャリアの関係、職場・財務的に及ぼす影響について、新たな認識を得たとの感想を頂いています。