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ダイバーシティ推進活動
4月21日に「2021年度 第1回J-Win CEO会議」が行われました
2021/07/21
経営トップ自らがダイバーシティ&インクルージョン(以下D&I)について学ぶ「J-Win CEO会議」がオンライン開催され、CEO会議メンバー16社より 経営トップと実行リーダー(役員)、さらにはオブザーバーや発起人の皆様にもご参加いただきました。
【プログラム】
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開会挨拶 J-Win理事長 内永ゆか子
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CEOからのベストプラクティス共有
・株式会社千葉銀行 取締役頭取 佐久間英利 様
・日本アイ・ビー・エム株式会社 代表取締役社長執行役員 山口明夫 様
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J-Win男性ネットワーク活動報告
・有限責任監査法人トーマツ シニアマネージャー 公認会計士 栗原健輔 様
□ 意見交換
□ 閉会
■ 開会挨拶 J-Win 理事長 内永ゆか子
本年度のCEO会議の目的は、各社のベストプラクティスや課題の共有と意見交換です。J-Winは、これまでに行ってきた女性活躍推進の活動をもとに、皆様に多くの情報提供を行ってまいります。 CEO会議を始めるにあたり、経営トップの皆様にご要望を伺ったところ、まずは各社の取り組みを知りたいという声を多くいただきました。本年度の第1回から第3回まではベストプラクティスや課題、悩みを共有する機会にしたいと考えています。 各社が抱えている課題について伺うと、部長、役員層への女性登用の加速とアンコンシャス・バイアスの打破や企業風土改革に関するものが多く挙がりました。世界ではオールド・ボーイズ・ネットワーク(以下OBN)からアンコンシャス・バイアスへと課題が移行していますが、日本の企業ではまだOBNが根強く残っています。
そこで今回は、このOBNに関連する男性ネットワークの活動についてはメンバーより報告いたします。J-Win CEO会議での情報共有と意見交換により、D&I推進を加速させ、良い施策へとつなげていただきたいと考えています。
■ CEOからのベストプラクティス共有
● 株式会社千葉銀行 取締役頭取 佐久間英利 様
佐久間様からは、女性活躍を推進する上での心掛けについてお話いただきました。それは経営トップである自分自身がD&I推進を発信し続け、取組みを担当者任せにすることなく、自らが細かくチェックすること。経営トップがリーダーシップを発揮する重要性を十分に理解すること。
● 日本アイ・ビー・エム株式会社 代表取締役社長執行役員 山口明夫 様
山口様からは、管理職になりたい女性が少ないことを問題視するより、管理職になった女性の環境をどう整えるかが重要であり、個々人の価値観にどう対応するか、日々模索しながら取り組みを続けていることなどがお話されました。
■ J-Win男性ネットワーク活動報告 ~オールド・ボーイズ・ネットワークへの挑戦~
● 有限責任監査法人トーマツ シニアマネージャー 公認会計士 栗原健輔 様
2019年、男性ネットワーク分科会で日本における女性活躍推進が思うように進まない原因について、制度・運用の観点から解決策を考えるというテーマに取り組みました。J-Win会員企業の女性社員にヒアリングしたところ、企業の取組みはある程度進んでいることが判明しました。そこで、女性活躍推進のために排除すべきものを分析しました。
女性の活躍を阻む3つの課題は「将来像が見えないこと」、「仕事と家事・育児とのバランス」、「オールド・ボーイズ・ネットワーク(以下OBN)」です。男性ネットワークは、OBNの認知度を高めるため、2021年2月に合同イベントをオンライン開催しました。多くの皆様に参加いただき課題認識を共有していただくきっかけになりました。
今後は、D&I推進の課題の一つとして、OBNのような構造的な問題があることを理解してもらいたいと考えています。重要なのは、組織内のマジョリティとマイノリティの関係をどのように変えていくかということです。多くの場合、日本企業でのマジョリティは男性です。男性が積極的にD&I推進の重要性を語り、目標達成のためにリードしていく必要があります。男性ネットワークではこれからも、J-Win会員企業におけるD&I推進への理解・浸透を図るために活動してまいります。
*肩書などは開催当時のものです
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