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ダイバーシティ推進活動
2020年1月29日に「J-Win 第7回男性ネットワーク」定例会を開催しました
2020/04/15
J-Win 第7回男性ネットワーク定例会を2020年1月29日に「東京ウイメンズプラザ」で開催し、男性ネットワークメンバー15名が参加しました。
■ D&I推進の価値の理解と腹落ち
男性ネットワークでは、男性管理職であるメンバー同士の議論に加え、内永理事長や男性・女性エグゼクティブの方からの講話や意見交換をおこなうことで、「なぜD&I推進なのか、なぜ女性活躍推進なのか」を自らが理解・腹落ちし、新たな気づきを得て、具体的な行動に結びつけることを目指しています。
第7回男性ネットワーク定例会では、前回の振り返り、分科会活動に続き、J-Win Executiveネットワークメンバーにも参加いただきました。女性だからこそ見えてくる「オールド・ボーイズ・ネットワーク」の問題点を一緒に議論し、深堀をさらに進めていこうというものです。
男性ネットワークメンバーからは、「男性目線での議論に女性の視点が入ることで新たな気づきがあった」「男性女性関係なく一緒にすることが大切、と言われたことでハッとした」など、わかったような気になっていたオールド・ボーイズ・ネットワークの存在や行動を、改めて考えるきっかけにもなったようです。
● J-Win Executiveネットワークメンバーとの合同セッション
Executiveネットワークメンバーから
「オールド・ボーイズ・ネットワーク」を学び、気づきを得る
男性ネットワークメンバーとExecutiveネットワークメンバーとの合同セッションは、男性ネットワーク分科会活動の紹介から始まりました。女性のキャリア伸長に繋がる制度と運用を目指す分科会の『WINWIN』、女性のキャリアアップを阻害せず支援する組織づくりを目指す分科会の『e-quality』、女性活躍を阻害する男性管理職固有の行動分析と処方箋を目指す分科会『男性を科学する』の3つです。
分科会活動の共有後、2つのグループに分かれ、Executiveネットワークメンバーを囲んでのディスカッションをおこないました。男性ネットワークメンバーからは、社会人として豊富な経験をもつExecutive ネットワークメンバーの皆さんに対し、これまで経験したオールド・ボーイズ・ネットワークの事例や、その時実際に感じたこと、なぜそれが生まれたのかといった背景に至るまで、多くの質問が寄せられました。
ディスカッションが進むうちに男性ネットワークメンバーは勿論、Executive ネットワークメンバーの皆さんにも熱が入り、本音でおこなう意見交換の中で、あっという間に予定の時間を迎えました。
合同セッションのまとめでは、Executiveネットワークメンバーから男性ネットワーク活動の感想が述べられました。以下、その感想・所感を抜粋させていただきます。
男性ネットワーク活動の感想・所感
女性活躍推進の必要性を理解し、とても前向きに議論されていることに心から敬意を払います。
女性の思考・行動に関しては、ロジカルなアプローチでおこなわれている印象を受けました。一方、実際の女性の思考・行動パターンは、そのフレームに収まらないものがあるのでは、とも感じています。
今回のように男性と女性が一緒にお話ができる場で、その辺を浮き彫りにできればと期待しています。
女性活躍推進の必要性は理解されていると思いましたが、オールド・ボーイズ・ネットワークとは何かについては、まだ模索中といった印象を受けました。オールド・ボーイズ・ネットワークを切り崩していく上で、女性の思考、行動の傾向についてもう一段理解を深めていただく必要性を感じました。
オールド・ボーイズ・ネットワークについては、男性のみで検討される現状の形式から、男性ネットワークに女性メンバーも入れて議論することで新たな気づきや発想が得られるのではないかと思います。
様々な角度から分析し、施策対応しようとする姿勢は素晴らしく、今までの日本企業にはなった画期的な試みに参加している皆さんに敬意と感謝を表します。
女性活躍推進やオールド・ボーイズ・ネットワークについて、あくまで分析対象、施策対象として捉えられている印象を受け、自分事としての腹落ちは不十分だと感じました。仲間になるにはどうしたら良いのか、家族の悩みだったらともに泣いたり怒ったりしてくれるのかというと、そこまではないように感じたからです。男性ネットワークメンバーの意識の高い、素晴らしい取り組みだからこそ、オールド・ボーイズ・ネットワークの難しさや罪深さを、私自身も感じました。
現状を打破しようとする男性ネットワークの姿勢は、素晴らしいと思います。ただ、その熱心さゆえ、固定観念とアンコンシャスバイアスがまだ残っているようにも感じました。女性役員に限らず、部長や課長レベルの女性を巻き込んだ議論がもっと必要であると思います。例えば、会社で女性を多く集めた会合を開き、男性の皆さんが少数で参加してマイノリティの経験をするような機会があれば、より腹落ちできるのではないかと思います。
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