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ダイバーシティ推進活動
2019年12月26日に「J-Win 第6回男性ネットワーク」定例会を開催しました
2020/04/15
J-Win 第6回男性ネットワーク定例会を2019年12月26日に「みんなの会議室・神田」で開催し、男性ネットワークメンバー17名が参加しました。
■ D&I推進の価値の理解と腹落ち
男性ネットワークでは、男性管理職であるメンバー同士の議論に加え、内永理事長や男性・女性エグゼクティブの方からの講話や意見交換をおこなうことで、「なぜD&I推進なのか、なぜ女性活躍推進なのか」を自らが理解・腹落ちし、新たな気づきを得て、具体的な行動に結びつけることを目指しています。
第6回男性ネットワーク定例会では、前回の振り返り、分科会の活動に続き、公益財団法人 連合総合生活研究所理事長の古賀伸明様(J-Win理事、前連合会長)をお迎えし、これからのD&I推進についてご講話いただきました。講話終了後には、分科会ごとのグループディスカッションにも加わっていただき、これまでのご経験と幅広い知見をもとに、多くのご助言を頂戴しました。
男性ネットワークのメンバーは、古賀様からの『経験則の中には答えは無い』、『若い世代の芽を伸ばす』、『制度をフックに風土を創る』、『ひとり一人のキャリアを考える』、『気楽に真面目な話をする場をつくる』などのメッセージを受けとめ、これまでの活動、これからの活動を見直す機会にもなったようです。
● 古賀 伸明 様 講話
これからのD&I推進について
グローバリズムの進行、成熟化の中で私たちを取り囲む社会は超高速で変化している。変化が激しいということは、これまでの経験則だけでは答えが出せなくなったということ。目標を自らが設定し、無から有を創り出していく時代。
これまでやってきたことに束縛されず、多くの価値観を取り込むことが大事。新しい価値、これまでとは違う発想を進んで取り入れていく。
日本には昔から「和を以て貴しとなす」、「三人寄れば文殊の知恵」といった教えがある。
D&I推進には、リーダーの強い働きかけが必要。それはトップに加え、第一線で活躍する中間管理職が重要となる。男性管理職が本当に腹を据えて行動している会社が、D&Iを一番推進できている会社と言える。
仕組や制度も重要だが、それよりも大事なものは企業風土、企業文化であり、これを創っているのが男性管理職。これからの会社を担う男性管理職(男性ネットワークメンバー)の皆さんが、覚悟をもって先陣を切ってほしい。
女性のキャリアに対する意識には幅があり、それをフォローするのも男性管理職の役割のひとつ。どうやってモチベーションを上げるか、ポストに就けば大きな仕事が出来るようになることを教えてあげるのも良い。短期と中期の視点で機会を提供し、フォローし、激励していく。孤立させてはいけない。悩みの持っていく先を提供する。
男性の正社員によく見られる長時間労働というスタンダードを壊して、はじめて普通の社会になる。男女を問わず、働き続けられる全員参加型の社会が生まれる。
総括
男性ネットワークの活動については、何のために行っているのか、目的と目標は何で、やろうとしているものは何であるか、見失わないためにも定期的に振り返るようにして欲しい。
この活動は、皆さんに点数をつけて評価することが目的ではないし、多くの人の前で発表することが目的でもない。課題を追及して、周りにいる様々な人に問うて欲しい。綺麗にまとめる必要はない。
せっかく異業種の管理職の方が集まっているということを考えれば、少しウイングを広げて考えることも大切。足元も当然大切だが、自由な発想で大きな構想を描くのも良い。企業を変革できるのは皆さんなのだから。
最後に、自己研鑽を積むことの大切さと、大事にして欲しいことを皆さんに伝えたい。
異分野、異業種から学び、学び合うことをこれからも続けて欲しい。J-Winでの人脈も一生の財産になる。そして、自分より見識がある人と出会うこと、出来れば1対1で話せるような関係にあることが望ましい。
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