「2019年度 第3回ダイバーシティ推進責任者会議」を2019年6月18日(火)に東京ウィメンズプラザにて開催しました。
■ダイバーシティ推進の勉強会
例年J-Winに登録いただいているダイバーシティ推進担当者の約3割が、新任の方に交代しています。そこで今回は、J-Winが考えるダイバーシティ推進について理解を深めていただくことを目的とした勉強会を実施しました。
オープニングとして、内永理事長より「経営戦略としてのダイバーシティ・マネジメント」についてお話しし、「何のためのダイバーシティ推進なのか」ということを再認識していただきました。そして、J-WinのD&I推進支援活動のベースとなっている「D&I進捗状況の見える化」の内容を事務局より説明。簡易ツールを使って実際に見える化体験をしていただきました。その後、6~7人のグループで、各社の状況や課題についての情報共有や活発な議論が行われました。
J-Win活動のベースとなっている考え方に対する理解を深め、各社の取組状況や課題などを共有し合い、気づきを得られる充実した会となりました。
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急速に激しく変わる世の中に、企業が対応し、生き残っていくためには、過去の成功体験を捨て去り、新しいビジネスモデルを創り出さなければいけません。イノベーションを起こすには、異なる背景や価値観をもつ、多様な人材が必要不可欠です。いかに新しい発想を生み出せるか、変革のための多様性であり、その第一歩が「女性活用」なのです。誤解されがちですが、女性が男性よりもイノベーションを起こす力を持っているというわけではありません。既存の価値観にとらわれた男性中心のモノカルチャーな組織に、異分子である女性たちが新たに入ることで、変化を促す一種の触媒の役割を果たすのです。ダイバーシティや女性活用は、決して「女性のため」ではなく、企業や組織が競争力を高めていくための戦略なのです。その本質価値を、推進するみなさん自身が理解してダイバーシティを進めていってほしいと思います。