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ダイバーシティ推進活動
「2017年度 第6回ダイバーシティ推進責任者会議」を開催しました。
2018/06/22
2017年12月8日(金)に「2017年度 第6回ダイバーシティ推進責任者会議」を東京ウィメンズプラザにて開催しました。
今回は、会員企業の担当者の皆様が、D&I活動を推進される中で日頃抱えている課題や疑問などに対し、他の出席者や内永理事長との共有、対話を通じ解決のヒントを見つけていただくことを目的として、ラウンドテーブルを実施しました。
■ラウンドテーブル: テーマ「働き方の変革」
「働き方の変革」を実現するポイント
① 業務を見える化して、ムダな仕事をなくした上でITを導入
② 職務記述書により、個人の業務と責任の範疇を明確化
③ 成果による評価指標を導入
テーマは、企業のダイバーシティ推進において重要項目としてあげられる課題の一つである
「働き方の変革」
。
はじめに事務局より、「働き方の変革」について、企業の取組状況やJ-Winダイバーシティ・アワードなどで得られた課題を説明。次に、今回ご参加の企業様より事前にいただいた課題を「制度や業務/評価プロセスなどの仕組み」「働く環境」「個人の意識」「推進方法」「推進効果の評価」に分類して共有。そして、「まずは、環境面(業務プロセスを見える化し、ムダな仕事をなくす。ITツールの導入で24時間利用できる)と会社の仕組み(個人の業務内容を明確にし、定期的に見直す。成果で評価を行う)に取り組むことにより、個人の意識が変わっていく」という考え方を提示しました。その後、参加者より、それぞれが抱える課題について具体例を交えながら説明および意見交換を行いました。
【共有された課題・意見】
制度や業務/評価プロセスなどの仕組み
-業務プロセス、社内ルールの見直しが途上
-業務の把握方法と効率化の推進
働く環境
-IT導入後の利用予測が難しく、導入に踏む込めない
-セキュリティの確保体制
個人の意識
-長時間労働を是とする認識
-フレックスや在宅など柔軟な働き方に対して、ミドルマネジメントが導入の意味を理解しない
推進方法と効果の評価
-本社と現場の働き方の捉え方に差がある
-効率化の見える化の評価指標、KPIの作り方
■内永理事長コメント
メンバーシップタイプからジョブタイプへ、トップダウンで進めるべき
議論や質問を受け、内永理事長からは以下のようなコメント、回答を示しました。
●ムダな仕事をやめて、残業を減らすというのは大事だが、個人の働き方の効率アップのみが語られる。ビジネスモデルが変わっているのに、承認プロセスや議論のやり方が見える化されていない会社の仕事の仕組みを変えることがポイント。
●日本の働き方は、メンバーシップタイプ。海外の働き方は、ジョブタイプ。ルーチンワークとノンルーチンワークの切り分けが明確なので、ITが導入しやすい。メンバーシップタイプからジョブタイプへは、トップダウンで進めないと変わらない。
●海外は、業務プロセスを見える化し、ムダな業務を排除。残った必要な業務をルーチンワークとノンルーチンワークに明確に切り分け、ルーチンワークにITやAIを導入して生産性をアップしている。
●日本は、個人にルーチンワークが残っているので、ITの導入が進まない
■参加者のコメント
トップメッセージが重要であること含めて良く理解できました
ジョブタイプのワークスタイルを目指すべき、そのために、まず仕事の棚卸しからはじめるべきであり、トップメッセージが重要であること含めて良く理解できました
<アンケートコメント抜粋>
-IT化する上で、業務を洗い出し、ルーチンワークとクリエイティブワークを明確にするという意識を持って進めたいと思いました
-ジョブタイプのワークスタイルを目指すべき、そのために、まず仕事の棚卸しからはじめるべきであり、トップメッセージが重要であること含めて良く理解できました
-ルーチンとノンルーチンが個人の中に混在しているという話は、非常に分かりやすかった。これにより、効率化のみならず、評価や育成も、理念と現実のミスマッチを引き起こしているように見えます
-すべてを評価と結びつけること、その評価をわかりやすいものにすることの重要性は、とても腹落ちしました
-働き方改革の担当者も参加させたかった(聞かせたかった)
内永理事長のコメント、アドバイスを受け、参加者の皆様は、「働き方の変革」に限らず、D&I推進担当者として直面する課題へどう対応するかについて、改めて認識を深めていただいたようです。
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