2016年9月28日(水)、東京ウィメンズプラザにて、J-Win会員企業のダイバーシティ推進責任者を参加対象とする「2016年度第4回J-Winダイバーシティ推進責任者会議」が開催されました。今回は、テーマ別事例紹介として、「女性の育成、女性の意識改革」について、NTTコミュニケーションズ株式会社と日本航空株式会社の2社から具体的取組みをその課題と成果および今後の展開を含めて、ご紹介いただきました。他社の事例を知ることで多くのヒントを得ることができ、日々現場で有効な施策を模索し、検討を重ねる各社のダイバーシティ推進責任者にとって、自社での取組みを一層加速する大変貴重な機会となりました。
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2013年12月にNTTグループとして宣言された「女性管理者倍増計画」のもと、「NTTコミュニケーションズ 女性活躍推進法行動計画」を策定。女性のキャリア開発のため、次世代女性リーダープログラムを開発し、管理者候補層の母集団形成に注力。また、早期からキャリア意識の醸成を図るため、海外でのトレーニングプログラムに20代含め多くの若手社員を派遣。女性の採用を強化すると共に、女性リーダー輩出に向けて若年層からの育成に重点的に取り組む。
「男女の構成比=リーダー構成比」を最終ゴールに、女性活躍推進のロードマップをひく。JALの女性活躍推進は、「"休み"を応援するのではなく、"働く"を支援する施策(ケア施策からフェア施策)への質の転換」を基本に取組みを展開。2015年9月には、女性をはじめとする多様な人財の活躍を推進することを目的に「JALなでしこラボ」を設立。ダイバーシティを実現する上での第一歩として、「真に女性が活躍する企業」となるべく、自主行動計画を策定、男性管理職および女性自身の意識改革と、ワークスタイルの変革を強力に進めている。「なでしこラボ」による研究プロジェクトでは、ダイバーシティ推進における課題解決のための提言を行う。