2016年度 第3回目ダイバーシティ推進責任者会議を、2016年7月8日(水)TKP市ヶ谷カンファレンスセンターカンファレンスルーム6A で開催しました。 参加人数は27名(27社)でした今回は、「働き方の変革」というテーマで、ダイバーシティ活動を推進されている会員企業のご担当者様を対象に、 日頃抱えていらっしゃる課題や疑問などを、他の出席者や内永理事長との共有、そして対話を通じて解決のヒントを見つけていただくことを目的にしました。
事務局より「働き方の変革」の実現に向けて、「会社の仕組み」「個人の意識」「働く環境」「成果による評価」という4つの要因で施策を立てることを、 会員企業様に事例や事前にいただいた課題を交えてご紹介し、その後内永理事長からこの4つの要因を踏まえて働き方改革の推進についてお話しました。
●事前に収集した会員企業からの課題
・生産性向上が必要なのは理解しているが、依然として長時間労働が評価される固定概念をなかなか払拭できない
・在宅勤務の対象者が、育児や介護に限定されている。対象者拡大と労働時間の管理や評価・査定方法
・労働時間削減、有給休暇の取得促進、男性社員の育児休暇習得促進
●J-Winが考える「働き方の変革」推進のための4つの要因
・会社の仕組み:業務プロセスの見える化、個人の業務・責任範囲の明確化
・個人の意識:男性管理職・社員の意識が変わること、生産性向上の認識
・働く環境:ITツールやインフラ活用による、時間と場所からの解放
・成果による評価:長時間労働を評価するのではなく、成果・生産性で評価
また、内永理事長とのラウンドテーブルでは、皆様がお持ちの課題、悩んでいることをお話しいただき、内永理事長からの個々の状況に適したアドバイスや、ご出席の皆様からコメントも多数飛び出し、活発なやり取りが行われました。
<参加者のアンケートコメント抜粋>
- 働き方変革のポイントを「仕組み」「意識」「環境」で整理していただいたことで、今後の対策についてのポイントが理解できた
- 評価の考え方について、その年の成果の評価とキャリアとしての能力の評価の2つの視点で分けて考えること。いままで混在して考えていたことが分かり、整理できた
- 日本企業は要らない仕事の切り分け、切り捨てが苦手、やってこなかった、やろうとしていない。業務プロセスも見える化が改めて重要なこと
- 単に労働時間を短くすればいいという訳ではないこと、いらないものを排除するプロセスがない。会社の仕組みが問題であるというお話
- Job Descriptionがないことの危険さ、評価があいまいということに気づきました
- トップを本気にさせることの重要性を改めて感じた
- 自分も含めて、細かいことを気にしていること。実は、何が原因で前に進めないかの理由が漠然としていることを感じた