2016年6月2日(木)、TKP市ヶ谷カンファレンスセンターにて、J-Win会員企業のダイバーシティ推進責任者を参加対象とする「2016年度第2回J-Winダイバーシティ推進責任者会議」が開催されました。今回は、先進事例を共有し、学ぶことを目的に、ダイバーシティ推進のベストプラクティス紹介として、「2016 J-Win ダイバーシティ・アワード」受賞4社による事例発表が行われました。続いて4社の発表者を囲むQ&Aセッションの場では、取組みの詳細や具体的手法、また苦労話など、ダイバーシティ推進担当者同志ならではの踏み込んだ議論が展開され、大変有用な会議となりました。
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女性リーダー早期育成の新たなフェーズに入り、社長塾を始めとする次世代女性リーダー育成のための階層別研修を組織全体で体系的に展開。また、女性のキャリアアップの阻害要因であるワーク・ライフ・バランスの推進として、「ワークスタイル変革」の実現に向け、現場に根差した取組みをトップダウンとボトムアップの両面から全社横断的に実践。これらの戦略的な取組みにより、2016年4月時点で、女性役員4名、管理職の女性比率23.3%を達成。
ダイバーシティ推進の更なる進化を目指し、①女性の意識 ②マネジメント ③働き方 の3分野の取組みに注力。特に働き方変革においては、リモートワークの本格導入やフリーアドレスによるオフィス変革など、時間と場所にとらわれない新しい働き方を実践。様々な先進的な取組みにより、女性のみならず、全ての従業員にダイバーシティ推進が浸透しつつある。
経営トップのコミットメントのもと、トップから各部門に至るまでの強固な推進体制を整備。タウンホールミーティングでの社長との直接対話や社内報を通じて全社員にダイバーシティ推進を周知。全社全層の女性社員の意識改革を図るとともに、強化層の女性育成のための施策を集中的に実施。また、仕事の進め方を抜本的に見直し、業務手順書の整備やポータルサイト構築などにより、働き方の変革を実践。それぞれの取組みの成果が着実に認められつつある。
女性登用の数値目標を軸に、綿密な育成計画に沿って取組みを実行。キャリアプランニングから各種テーマ別ワークショップ、頭取とのラウンドテーブルなど、階層別のアプローチで育成。同時に、イクボスセミナーなど男性管理職の意識改革に向けた取組みを実施。また、業務の効率化による労働時間の削減と生産性向上に向け、働き方の変革に取り組む。セミナーやハンドブックの作成を通じ、男性の育児参加をトップ自ら働きかけ、男性の育休取得率も大きく向上。