米国ダウ・ケミカル社において30年以上に渡り、要職を歴任。退職時はマーケティング部門のシニア・バイスプレジデント。国内外に及ぶ幅広いビジネス分野 で専門性とリーダーシップを発揮すると共に、職場における女性の活躍と、属性に関わらず全ての社員の力を最大限に発揮することを目的に、”Dow’s Women Innovation Network” を他社に先駆けて創設。2009年同社を退職後、ダイバーシティを始め人材育成、ビジネス改革についてのアドバイザリー機関とし て、JFH Insights LLCを主催。

1974年米国オクシデンタル・カレッジ卒業後、ダウ・ケミカル日本にセールス・アシスタントとして入社。翌1975年には、女性で初めてエポキシー（樹脂）分野セールスを担当。1985年、女性初のマーケティング・マネジャーとなる。その後、米国赴任を経て1991年液体分離事業部女性初の営業部長、1999 年にはダウ・パシフィックのカスタマー・インターフェース・グループのエリア・ディレクターに就任。2000年にグローバルの従業員ネットワークであるパシフィック・ウィメンズ・イノベーション・ネットワークを設立し、 2006 年に女性の育成と充実した人生の実現を目指し、パシフィックで初のダイバーシティ＆インクルージョンをスタートし、現職に至る。

1983年に福利厚生スペシャリストとしてIBMコーポレーションに入社。その後26年に渡り、セールス、サービス部門を始め、マーケティング、製造開発部門など同社の主要事業部門で、マネジメント/エグゼクティブ開発から、採用、給与、労務など人事業務全般に及び専門性とリーダーシップを発揮。1997年から2000年までIBMヨーロッパ本部に赴任、2003年から2006年まではアジア・パシフィック地域の人事トップとして東京に赴任し、日本を含むアジア全地域の人事を統括。現職に至る。IBMの女性エグゼクティブの1人として、全世界の女性社員のロールモデルでもある。

東京大学卒業後に日本IBM入社。1995年、初の女性取締役。2004年から専務取締役を務め、2007年定年退職。2007年、企業におけるダイバー シティ・マネジメントの支援と、女性リーダーの育成支援を目的にNPO法人J-Winを創設。自身のビジネス遂行の傍ら、日本企業のダイバーシティ推進支援に 精力的に取り組む。