講演「災害大国日本 ~過去に学び、未来に備える~」
名古屋大学 減災連携研究センター教授
福和 伸夫 氏
~全体の感想 参加者アンケートより~
―福和先生のようなお話は初めてで、大変刺激的でした。普段自分自身がどれだけ緊張感なく生きてきたのか、思い知らされました。
―災禍と歴史の関係を体系的に示していただき、これまで考えたことのない視点を得ることが出来た。また、東京一極集中がダメ、企業のBCPはダメ、メガバンクはダメと、今までの考え方を根底から崩すような、衝撃的内容であり、災害対策を考え直すきっかけとなりました。
―ご講義のはじめに先生がおっしゃったとおり、東京に住んでいることがつらくなりました。災害と社会情勢の歴史年表は非常に興味深いものでした。
―やはり社会が動くにはそれなりの理由があると再認識するとともに、事象のつながりにもっと関心を寄せないと本質が見えないことも感じました。大変勉強になりました。
―講義で聞いたリスクは誰もが感じているはずですが、なかなか、公には問題になりにくく、発生した時には被害が甚大になりそうだが、利益社会や政治は止めるのは、難しい流れなのかと感じました。
―災害対策について日ごろから考え計画しておくことが大事だと思いました。また個人的に名古屋出身なので愛知県の製造業が日本を支えていることを知りうれしくなりました。名古屋愛炸裂の先生のお話はとても元気をもらいました。
【福和 伸夫 氏のPROFILE】
名古屋大学減災連携研究センター教授
1979年 名古屋大学工学部建築学科卒業、1989年名古屋大学工学博士
1981年 清水建設㈱入社
1991年 名古屋大学工学部助教授(建築学科)
1997年 名古屋大学先端技術共同研究センター教授
2001年 名古屋大学大学院環境学研究科教授
2009年 名古屋大学大学院環境学研究科副研究科長(~2011.3)
2010年 名古屋大学減災連携研究センター教授を兼務
2012年 名古屋大学減災連携研究センター教授・センター長(~2021.03)
2017年 あいち・なごや強靭化共創センター・センター長
2017年 日本地震工学会・会長(~2019.05)
2020年 中部防災推進ネットワーク・会長