「アフターコロナで求められるマネジメントと必要なスキル
~自尊心とサーバント・リーダーシップの関係について考える~」
個人事務所ゾム代表 松下 信武 氏
~講演後、メンバーからの感想~
―サーバントリーダーについての認識が新たになりました。不安と格差、英雄と自尊心、預言、など、キーワードと意味合いを周囲にも伝えたいと感じました。質疑応答で、部下と上司、メンバー同士でも成り立つ関係性ということもわかり、より自分事として感じることもできました。事例も交え、わかりやすく説明いただき、大変勉強になりました。
―確固たる確信を持って人々の言葉を預かり、それを形にするのがサーバントリーダーシップであり、これからのリーダーはこうあるべきである…との先生の言葉を日頃の自身の業務を当てはめてみて非常に大きな発見がありました。
―「聴く」ことについて。しっかりと受け止めることの大切さ。但し、全てを「Yes」とする必要はないこと。メンバーから日頃 色々な意見が出され困惑することもあるが、「言葉を預かる」立場であるということを認識することで心の持ちようを変えることが出来ると思う。
―質疑での最後の回答で、"コーチングの際の目的は選手を勝たせる事"とおっしゃっていた事を聞き、自分が部下と話をするときに、傾聴ばかりを気にして、その結果どうなってもらうための会話なのか明確に意識していなかったと気づきました。
―社内外の情報収集ネットワークが重要であり、J-Winで度々「指摘」される「オールドボーイズネットワーク」への切り込みが必要、と改めて感じました。
【松下 信武 氏のPROFILE】
個人事務所ゾム代表
2001年3月 関東学院大学法学部非常勤講師に就任,
2004年12月 ISREのアソシエート・メンバーに選任,
2006年3月 ㈱ ベルシステム24 執行役員・総合研究所所長兼教育アドバイザーに就任,
2007年4月 獨協大学経済学部特任教授に就任,
2008年8月 ゾム株式会社 代表取締役社長に就任、13年10月 ゾム株式会社代表に就任,
2018年5月 SBIビジネスサポート株式会社 わたし・みらい・創造センター上席研究員に就任,
大学や企業における活動に留まらず、06年トリノオリンピックはじめ、10年バンクーバー、14年ソチにて日本電産サンキョー㈱のスケート部メンタルコーチとして参加したことをはじめとして、同じく10年にJOCオリンピック強化スタッフ スピードスケート強化スタッフに就任、日本スケート連盟 指導者育成プロジェクトリーダーに任命、18年には平昌で選手サポートなど、長年にわたりオリンピック選手のメンタルサポートを担当される。ご専門は情動心理学。
【主な著書】
『EQコーチングのスキル』 (共著)、『エグゼクティブ・コーチング』 (共著)、『「感じが悪い人」は、なぜ感じが悪いのか?』