第10期 High Potential ネットワーク6月度定例会がWEB中継形式で開催され、194名のメンバーがオンラインでの出席となりました。

6月度定例会のテーマは 「J-Win活動の理解と1年後のありたい姿を描く」。
活動方針の発表や卒業生とのオンライン交流を通じて、
　① 活動方針を徹底的に理解してスタートラインに立つ　
　② リモート環境下での活動における不安を解消する
　③J-Win活動で得られるものを理解し、活動に対するモチベーションを上げる
　④自分自身の1年後のありたい姿をイメージする、
としています。

［6月度定例会：アジェンダ］
□　第10期 High Potentialネットワーク　活動方針発表
□　ゲスト講演　小菅美佳 氏
□　第9期卒業生スピーチ　塩谷裕子さん　 佐々木奈緒子さん
□　対談セッション　小菅氏 － 第9期卒業生（塩谷さん、佐々木さん）
□　ラウンドテーブル


はじめに幹事会より、第10期 High Potentialネットワークのスローガン、活動方針が発表されました。

・第10期 High Potentialネットワーク　［スローガン］


・第10期 High Potentialネットワーク　［活動方針］


6月度定例会では、第2期卒業生の小菅美佳氏より「J-Win活動により得られるもの」をテーマにご講演いただき、その後、第9期卒業生よりJ-Winに参加して得た経験や、分科会、幹事会などの活動を通しての感想、第10期生へのアドバイスなど、実体験に基づいたスピーチがおこなわれました。
定例会の後半には、定例会出席メンバーを11のグループに分け、High Potentialネットワーク卒業生とのラウンドテーブルを開催。J-Win活動に対する懸念事項の確認、発表内容から感じたことや理解が足らない点、仕事や家事の両立、さらにはキャリアップに向けて宣言したいことなど、幅広いテーマで熱心な意見交換がおこなわれました。第10期生は、このラウンドテーブルを通じてJ-Win活動で得られるものを十分に理解し、1年後の自分のありたい姿について、自らが考え始めるスタートラインに立つことが出来ました。


J-Win High Potentialネットワーク2期卒業生で、現在はNext Stageネットワークに所属する　小菅美佳氏をゲストとしてお招きし、講演をおこないました。
東京電力に初めての電気系大学卒女性社員として入社されたことから、何をするにも「女性初の…」がつきまといました。本社勤務では電力用通信設備の開発を担当し、次の異動先は現場第一線職場で、たたき上げの男性ばかりの職場。現場経験が少なかったことから業務で成果が出ない、よって評価されない、期待されない状況が８年間も続きました。次の異動を契機に上司からのアドバイスがあり、キャリア目標を立てることにしました。このことで日々の業務に対する姿勢が変わり、成果を出せる、評価もついてくるよい循環が回るようになりました。転勤時には人事制度も知らずにかなり乱暴な目標を立てましたが、結果して、キャリア目標が達成しました。現在も人事異動があった時には必ず次の目標設定をおこなっているそうです。
J-Winには、High Potentialネットワーク卒業生の先輩から、管理職なりたての時に、自分がキャリアアップしたら、後輩の育成にも注力することを示唆されたことがきっかけで、2期に参加しました。以降、後輩の育成は「女性初の・・」自分自身の大切な役割であると認識しています。
J-Winでは真のリーダーシップが学べます。リーダーは肩書ではありません。やりたい人がやる。自ら手を挙げる。失敗しても、成功するまでやり続ければよい、と考えています。
そして最後に、第10期へのメッセージとして、J-Winへの参加は会社から皆さんへのプレゼント、この1年間は徹底して自分自身のキャリアアップを考える時間に使うこと。そうすれば1年後に見えてくる景色は違うはずです、と力強いエールで結ばれました。


●塩谷裕子さん　 イオンアイビス株式会社
　 J-Win High Potentialネットワーク第9期　副幹事長・定例会合宿統括

定例会総括として意識したことは、いかにメンバーからの信頼を得るかということ。定例会が滞りなく進むように道筋を立て、問題発生時には素早く対応することを心掛けました。
苦労したのは会社の業務とJ-Win活動の調整です。毎月のJ-Win活動内容や得た経験を上司に報告することで周りからも理解を得ることができ、活動の継続へと繋がりました。結果として部下の成長、自分自身の仕事の進め方にも変化があらわれるようになりました。
J-Winでは自分に何が足りないのかを客観的に見ることができ、チャレンジすることの大切さを教わりました。また分科会メンバーとの議論を通じて自分の強みというものが見えてきて、漠然とした不安感から自信のようなものが持てるようにもなりました。1年間という活動期間は長いようで、あっという間に過ぎてしまいます。J-Win活動で私は何を得たいのか、本気で考える1年にして欲しいと思います。

●佐々木奈緒子さん　　アフラック生命保険株式会社
J-Win High Potentialネットワーク第9期 副幹事長・分科会統括

J-Winは企業での組織運営のあり方を学び、鍛えることができる場です。
分科会活動の目的は先鋭的な発表をすることではなく、分科会活動を進める中で、アウトプットまでの過程こそが大切であることに気づかされました。活動時間は限られています。探り合いの時期から早く脱却し、意見を戦わせることができるようになることが大切です。
第9期生が分科会活動で得られたものは、①多様な価値観をまとめあげて組織を運営する力　②自らの役割を認識し貢献するマインド　③考え抜き、結論を出す力、の３つです。
J-Win活動というまたとない機会が与えられています。チャンスは最大限に活用し、考え抜き、助け合い、お互いが認め合った経験、この場で得たネットワークは一生ものになると確信しています。


●小菅氏 － 塩谷さん ・ 佐々木さん　（ファシリテーター：花沢さん）



Q1：J-Win活動前後で意識は変わったか？

・参加直後は管理職がゴールではないという気づきが与えられた。卒業直後には「Women to the TOP！」に対して、本当に覚悟をもって進むのだという意識の変革があった。
・キャリアアップのためには、知を広げて軸を磨くこと、リーダーは勉強し続けることが大切だということに気づいた。
・活動を通じて目標や夢を持って取り組むようになり、自分自身のマインド面の変化と周りに対する影響も変わってきた。

Q2：Q1のマインド変化に対して、実際の上司や周囲の方から「こういう風に変わったね」とフィードバックをもらったことはあるか？

・自分自身も変わったと思う。周りからもすごくポジティブになったよね、と言われる。
・以前は上司から言われるまではやらない、というマインドだった。今は自らが進んでマネージャーの仕事もやってやろうと思ったのと、周りからもその役割を期待されるようになった。

Q3：J-Win活動後も継続して実施、もしくは意識していることは？
・パイオニアは自分が成長することも、後輩を育成することも重要な役割である。
・分科会活動を通じて組織運営を学び、部下やチームメンバーの観察は運営の肝になることを学んだ。
・選択肢があるのであれば、あえて困難な方を選択することを意識する。また相手が何を望んでいるかを常に考えるといったことを意識している。

Q4：J-Winで得た人脈をどのように活かしているか？
・最大の人脈は内永理事長。分科会活動のメンバーも共に汗を流して活動した仲間である。
・この1年間で得た社外ネットワークは宝物。社外ネットワークを広げることに貢献していきたい。
・今回の活動で得たネットワークを社内でも広げていきたい。まずは社内でJ-Winのミニ版のようなものに取り組んでいこうと思っている。


●感想（抜粋）
・先輩の感想を聞けて、今後、このように頑張ろうとイメージすることができました。
・J-Winの活動を通じて、自分のゴールイメージを持つための材料をたくさんいただきました。
・先輩のお話から、J-Win活動をおこなうに際してのモチベーションと注意喚起をいただいたと感じ、 今後活動をしていくにあたっての準備が必要だと言うことに気づかされました。
・後輩の育成もダイバーシティのミッションであるという言葉が印象に残り、J-Winへの参加意義を新たにすることができました。
・自分が成長するためにきちんと意見を言ったり、議論したり、考えたりするプロセス部分にもっと意識を向けようと思いました。