J-Win第9期High Potentialネットワークの研修合宿を2019年5月31日（金）、6月1日（土）の2日間、つくば国際会議場で開催しました。
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■「Women to the TOP！」に向けてキックオフ

J-Win活動の理解を深め、「Women to the TOP !」に向けたキックオフ、そしてネットワーキングの本格スタートとなる つくば合宿プログラムに、関西支部、九州支部のメンバーを含めた255名のメンバーが参加。4月度の定例会で、ダイバーシティが経営戦略であることを認識した大勢の仲間とともに、キャリアアップを目指す意識を高め合った充実の2日間となりました。

つくば合宿の目的
１．J-Win活動への理解を深める
２．キャリアアップの価値を理解する
３．メンバー間の相互理解を深め、ネットワーキングを行う
４．分科会活動方針・ロードマップを策定する

【第9期High Potentialネットワーク　つくば合宿　プログラム】
＜1日目＞
■ オープニング／アイスブレイク
■ J-Win卒業生スピーチ
■ 分科会活動（テーマ設定／発表）
■ 懇親会

＜2日目＞
■ 分科会活動
■ キャリアアップセミナー

以下に内容を紹介します。（※社名、肩書等は開催当時のものです）


■ J-Win卒業生スピーチ
　　東京電力パワーグリッド株式会社　信濃川電力所 所長　小菅 美佳 氏
　
〇技術系の女性社員として入社し、男性ばかりの現場を経験しながら管理職となったころ、後進育成の重要性に気づかされ、J-Win活動にも参加するようになった。
〇第2期High Potentialネットワークを卒業後もNext Stageネットワークへと進みJ-Win活動を継続するなかで、さまざまな経験や、多くの学びを得ている。J-Winでの経験を活かし、社内での人材育成にも取り組んでいる。
〇本物のネットワーキングとは業務や課題解決など、一緒に汗をながして築ける信頼関係のこと。
〇第9期メンバーのみなさんへのメッセージ
「無駄なキャリアはありません。かならず栄養になります」
「ダイバーシティは女性活躍のためではありません。多様性が企業の成長につながります」
「しなやかに、したたかに」

＜スピーチで印象に残っていることは：アンケートコメントより＞
－リーダーの役割としてビジョンを自分の言葉で伝えることの重要性を感じました。
　巻き込む・つながる・助けるの「まつたけ」を私も是非使わせていただこうと思いました
－近い業種の方のお話であったため、共感する悩みなども多く、非常に貴重な時間となりました
－「研修をオープンなものにする」という言葉が印象に残りました
　研修に行くことにどこか後ろめたさがあったので、学んだ知識や経験を積極的にフィードバックして、
　研修参加の理解とチームメンバー全体の業務にも活かしていきたいと思いました


■ 分科会活動
　

第9期つくば合宿では分科会活動に多くの時間を割きました。昨年度（第８期）と比較し200分ほど時間を長くして、合宿１日目から、分科会テーマ設定、活動方針の決定、そしてチームごとに発表、意見交換を実施しました。
合宿2日目は役割分担などについての話し合いが行われました。


＜分科会テーマ＞
東京1：強い日本になるためには
東京2：ダイバーシティ時代にフィットするコミュニケーションとは何か
東京3：グローバリゼーション ～ 自社の国際競争力を高める７つのキーワード
東京4：組織のマインドセット・チェンジによる幸せの確立
東京5：10年後社会に対し価値を提供し続ける企業になる
東京6：コミュニケーションの促進による生産性の向上
東京7：シナジー最大化による個人と企業の成長
東京8：持続的企業成長のためのダイバーシティ
関　西：関西企業のSDGs
九　州：九州におけるキャリアアップ


■ キャリアアップセミナー
　

●ダイバーシティは企業の成長戦略
女性の管理職登用が推進されていますが、これは女性たちのためではなく、企業の成長戦略として必要だという点を理解することが大切です。急速なテクノロジーの進歩により、従来型のビジネスが通用しなくなっている中で、企業が生き延びていくためには異なる発想や価値観をどのように取り入れ活用していくかということが重要になってきます。その多様性を発揮するための第一歩が身近な存在である女性ということです。




●上に行くことで視座が上がり、大きな仕事にも挑戦できる
女性の中には、キャリアを上げることに対して遠慮する人がいます。「将来像が見えない」「仕事と家庭とのバランスが不安」など、その理由はさまざまですが、キャリアアップすることの意味を少し考えていただきたいと思います。
仕事は高いところから眺めた方が楽しくてエキサイティングです。世界が広がって世の中の仕組みが見えてきます。自分のアイデアが実現できるチャンスもあります。このような仕事の楽しみを得られるのがキャリアアップすることなのです。

●目標を明確にし、チャンスが来たら迷わず挑戦を
自分のキャリアに対して、思いきり高い目標を持ち、実現までのイメージを明確にしてください。そして、チャンスが来たら必ず受け、手に入れたチャンスは結果を出してください。 さらに重要なのは、人とのネットワークです。社内外の人脈を活用した情報交換や助け合えるネットワークが大きな力となります。キャリアアップは人生における自己実現です。 私はトップを目指そうという思いで仕事をしてきて、自分の人生が豊かになったと実感しています。そういう思いを一人でも多くの人が持ち、日本の企業の競争力が上がることを目指し、皆さんと一緒に1年間取り組んでいきたいと思います。

■ロールモデルによるお話とミニラウンドテーブル
　　（6名のロールモデル）

株式会社三菱UFJ銀行	秋岡　由起子 氏
ソニーホームエンタテイメント＆サウンドプロダクツ株式会社	大羽　ルミ 氏
サントリーBWS株式会社	鷹取　えり子 氏
KDDI株式会社	幡　容子 氏
PwCあらた有限責任監査法人	村松　久美子 氏
アフラック生命保険株式会社	吉澤　恵子 氏

＜ロールモデルのお話で印象に残っていることは：アンケートコメントより＞
－メンバーが悩んでいること、それに対する具体的なアドバイスなど、両方の率直な意見
　が参考になりました
－キャリアの描き方や、キャリア意識を持つきっかけが登壇者によって三者三様 だったので、
　お話を伺いながら自分なりに共感できるポイントを集めて、自分が目指すキャリアイメージを
　ぼんやりとだが持てたのがよかった
－講演ではなかなか質問しづらい個人的な悩みや疑問も、少人数での対話形式になることで
　非常に質問しやすく、また、回答いただく際も個人に対して答えていただいている気持ちになり、
　ひとつひとつのアドバイスが非常に心に残りました



第9期High Potentialネットワークは「Women to the TOP！」を目標に、業種・業態の枠を超えた総合研鑽によりネットワークを深め、リーダーシップマインドやマネジメント能力を体得していきます。

＜第9期つくば合宿実行委員＞

＜J-Win内永理事長と第９期High Potentialネットワークメンバー＞