J-Win第9期High Potentialネットワークの活動キックオフとなる4月度定例会を、2019年4月25日(木)に東京ウィメンズプラザで開催し、246名のメンバーが参加しました。
■ダイバーシティが経営戦略であることを理解する
活動スタートにあたり、ダイバーシティが企業の重要な経営戦略であることを理解するとともに、J-Win活動の目的・プログラム概要・一年間の流れを共有。メンバーそれぞれが、世界の動きや日本企業が置かれた現状を改めて認識し、所属する企業の一員として目的を持って活動に参加することの重要性を理解するプログラムとなりました。
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J-Winの活動をスタートするにあたり、ダイバーシティが企業にとってどのような意味があるのかをまず理解していただきたいと思います。近年、テクノロジーの進化により、ビジネスのスピードが急激に速まっていることを皆さんも実感されているのではないでしょうか。世界中の出来事が瞬時に目の前の仕事に影響してきています。電話が固定電話から携帯電話へ、そしてスマートフォンへとあっという間に変わってきたことに象徴されるように、あらゆるものやサービスが急速に変化しています。また、米国のトランプ大統領がSNSを通して自分の意見を世界に直接発信しているように、さまざまなプロセスを経ることなく、誰もが自由に情報発信できるツールの誕生が、さらに変化のスピードを加速させています。企業間の競争もめまぐるしいなかで、従来のビジネスモデルを踏襲していては、競争に打ち勝ってトップを走り続けることが難しい時代になっているのです。ビジネスのスピードの加速は、ベンチャーにとってはチャンスになっていますが、いまだ一つ一つの決裁に時間を要してしまうような大企業では、ビジネスモデルを変える思い切った改革が求められています。こうした時に、同じ発想、同じ価値観、同じ成功体験を持った人たちが一生懸命考えても、新しいビジネスを生み出すことにはつながりにくいものです。そこで、多様な価値観や背景を持った人たちが柔軟な視点で意見を発することが、イノベーションを生み出すきっかけになると考えられ、ダイバーシティに注目する企業が増えているのです。
皆さんにお願いしたいのは、キャリアアップに対する目標を明確に持つということです。定年退職するまでにどのようなポジションを目指し、そのためにどのようなステップを踏むべきかプランを作り、1年に1回は見直しをすると良いでしょう。皆さんにはこれからいろいろなチャンスがやってくるでしょう。まずは、もらったチャンスには遠慮せずに必ずチャレンジし、結果を出す努力をすることが大切です。上の職位に就くことに不安を持っている方もいるかもしれませんが、上に行けば行くほど部下とともに大きな仕事に取り組めるようになります。キャリアを上げることは、皆さんの人生をより豊かにしてくれる自己実現の機会です。ぜひ積極的にチャレンジしてください。そして、キャリアアップという馬に乗ったならば、乗り続けて降りないことが大切です。~講演の感想 ~アンケートコメントより~
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