*肩書などは拡大会議実施当時のものです。
「2017年度NPO法人J-Win拡大会議」が、2018年3月2日(金)にホテルイースト21東京で開催されました。
会員企業のエグゼクティブやダイバーシティ推進ご担当者、女性メンバーと上司の方、大使館、講師などJ-Win活動にご協力いただいた方、メディアほか約650名の皆様に参加いただき、J-Winの1年間の活動報告が行われました。
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今年で活動11年目を迎えたJ-Winでは、これまで2000人を超える女性メンバーを育成してきました。将来を期待する若手の管理職候補から役員クラスまで、各ポジションに応じた「High Potential」「Next Stage」「Executive」という三層のネットワークを強化し、今年度からスタートした関西支部に続き、来年度は九州支部も立ち上げます。マイノリティーである女性を活用し多様性を帯びることが、企業の中で改革を進める原動力になります。ダイバーシティ&インクルージョンは、イノベーションの原動力であり、ビジネスにおける経営戦略そのものです。企業の皆様とご一緒に進めることで、さらなる日本のビジネスの活性化を図っていきたいと考えております。
私は「光」と出会ったことで、国内外でさまざまなプロジェクトに携わり、作品を生み出してきました。1960年代に照明デザインを学ぶために北欧に渡りましたが、当時のフィンランドでは、大きな会社のトップや内閣の閣僚に女性がいて、働く女性が子供を預けられる保育園が充実しているなど、男性中心の社会だった日本との違いに大変驚きました。今、こうして大勢の女性が活躍されている様子を見て、日本にもこのような時代が来たことを大変うれしく思います。
20代より30代、30代より40代、40代より50代と、年齢を重ねてからの方が良かったと思えるように、ぜひ長く元気に、楽しく仕事をしていただきたいと願っています。
【石井 幹子氏のPROFILE】
都市照明から光のパフォーマンスまで、幅広い光の領域で活動する照明デザイナー。東京芸術大学美術学部卒業。フィンランド、ドイツの照明設計事務所勤務後、石井幹子デザイン事務所設立。主な作品に、東京タワー、レインボーブリッジ、倉敷美観地区、歌舞伎座ライトアップほか。海外では、パリ・セーヌ川、ベルリン・ブランデンブルグ門、ローマ・コロッセオ等で、日本の文化を発信する光イベントを行っている。2000年に紫綬褒章受章、ほか国内外での受賞多数。作品集『光時空』ほか、著書『新・陰影礼賛』『光が照らす未来』など多数出版。
第7期High Potentialネットワーク 坂口 真紀幹事長(株式会社三菱東京UFJ銀行)より、活動総括について報告。「活動開始時に意識調査を実施したところ、『リーダーになりたい』と回答した人は70%いましたが、『トップを目指したい』と回答した人は半数以下で、キャリアに関して漠然とした迷いがあるというメンバーが多い状態でした。この結果を受け、J-Winのネットワークを最大限に活用してインプットとアウトプットを繰り返すことで、キャリアの意識を確立し行動につなげていくことを目指して活動してきました。その結果、90%以上のメンバーが『トップを目指したい』と強く思うように意識が変化しました。チャンスは自らつかみ、行動にうつす。新しいことにチャレンジし、変化があるからこそのやりがいをキャリアアップとともに楽しんでいきたいと思います」と、メンバーの一年間の変化を振り返りました。
女性活躍推進に関して先進的な取り組みを行っている企業や、顕著な貢献のあった経営者・リーダーを表彰。本年度企業賞には【アドバンス部門】に10社、【ベーシック部門】に46社、合計で56社の応募がありました。![]() |