J-Win 第7期High Potentialネットワーク　1月度定例会を、2018年1月16日（火）に東京ウィメンズプラザで開催し、209名のメンバーが参加しました。

第7期の活動もいよいよ終盤。「意識変革から行動変革へ」をテーマとし、これまでの活動での「意識」の変化を元に「行動」につなげることを目的としました。

前半はNext Stage メンバー3名と、モデレーター（第7期実行委員メンバー）によるパネルディスカッションを実施。　第7期メンバーが3月の卒業を控えて不安や疑問に思っている事などについて、先輩であるNext Stageメンバーからお話を伺い、不安を払拭して明日から変わるためのヒントを得る機会としました。
後半のワークショップでは、12月の合宿で宣言した目標に対し、具体的にどのような行動をとったか、いつまでにどうやって実現するかをメンバー間で共有しました。
「自分の行動を振り返ることができ、出来ていない部分が明確になった」「J-Winでの学びを実際の業務にどうつなげていくか考える、いいきっかけになった」「人に話すこと（共有する）ことでより意欲が増した」など、仲間と共有し互いにポジティブなフィードバックを受けることで、自身が宣言した目標を達成するために具体的に何をしていくかを明確にし、ギアを入れ直す会となりました。

以下にパネルディスカッションの様子をダイジェストでご紹介します。
(＊肩書等は実施当時のものです。)

■Next Stageネットワークメンバー　パネルディスカッション

＜パネリスト　※氏名50音順＞
　　東レ株式会社　石塚　千尋さん
　　KDDI株式会社　大熊　伸子さん
　　PwCあらた有限責任監査法人　村松　久美子さん

【Next Stage活動内容について】
―　どのような期待を持ってNext Stageに進みましたか。
●メンバーとの交流が刺激になり、さらなる自己研鑽を求めてNext Stageネットワークへ
（大熊）　J-Win第6期での活動を通して、自分の仕事に対する姿勢やキャリアアップについて考える機会を持てたことや、メンバーとのネットワークを築けたことが貴重な経験になりました。一方で、周りの方々を見て、自分に足りない課題もまだまだあると感じ、さらなる自己研鑽の場を求めてNext Stageネットワークに参加することを決めました。






―　High Potentialネットワーク活動で築いたネットワークは卒業しても生かされていますか。
●J-Winで築いた信頼関係が仕事に活きるネットワークに
（村松）　High Potentialネットワークでは、分科会活動などで共に汗をかいたことで、仕事で必要な際には頼り頼られという信頼関係を築くことができました。さらに、Next Stageでも同様のネットワークを得られています。ぜひ、J-Winでの活動を通して、仕事に活かせる人脈を持ち帰っていただきたいと思います。






―　High PotentialネットワークとNext Stageネットワークで得られる経験には、どのような違いがあるのでしょうか。
●Next Stage ではより目的意識を持って取り組み、活動時間も工夫が必要
（石塚）　High Potentialネットワークは1年という活動スケジュールの期限がありますが、Next Stageは活動期限に縛られることなく、自分たちで考え、より目的意識を高く持って取り組んでいく必要があります。それぞれが多忙な業務のなか活動時間を生み出す工夫も必要ですが、どのように運営していくか考えることも仕事に役立っています。







【働き方・意識の変化、社内へのフィードバックについて】
―　ポジションが一段上がった時、どのような変化がありましたか。
●管理職になったことで、チームとして会社の事業に貢献することを意識
（石塚）　管理職になる前と後では、入ってくる情報が全く違います。その中で、ただ自分の仕事をすれば良いということではなく、どうしたら自分のチームが力を発揮して会社の事業に貢献できるかということを考えるようになりました。また、J-Winで多様な業種の方々と接する中で視野が広がったことや、私よりもさらに上のポジションにいる方の視座の高さなどにも大きな影響を受けたと感じています。

―　自身のターニングポイントについてお聞かせください。
●「困った時に考えれば良い」という上司の言葉が後押しに
（村松）　省庁の審議会委員就任を打診された際には、受けるべきか悩みました。しかし、上司が「今困っていないなら、困った時に考えれば良い」と背中を押してくれ、受ける覚悟ができました。特に女性は、出産や子育てとの両立についても先回りして心配しすぎる傾向があります。機会が訪れたときには、"まずやってみる"気持ちを大切にしていただきたいと思います。

―　J-Win活動で得られたものを会社でどのようにフィードバックしていますか。
●社内外の女性管理職との交流会を社内で初開催し好評
（大熊）　J-Win第6期に参加した当社メンバーで、社内外の女性管理職との交流会イベントを開催しました。J-Win同期卒業生による初めての社内イベントです。女性がキャリアアップしていく中での心配事や子育てとの両立への不安など、実際に管理職として活躍されている方からのアドバイスは心強いと好評でした。また、J-Winの講演で得た学びなどは、社内の男女問わずフィードバックするようにしています。


【ワークライフ・マネジメントについて】
―　子育てをしながら「ワークライフ・マネジメント」を実現するためのアドバイス、モチベーションなどについてお聞かせください。
●子供のチャレンジを刺激に、親も時代に応じた進化を
（村松）　子供の受験のために学校説明会に行くと、「グローバル化が急速に進む中で、これからはさまざまな国の人と一緒に学んだり、仕事をしたりする時代が来る。そのためのスキルを身に付けることが必要」と、どの学校でも言われます。それを聞くと、子供が未知のことにチャレンジしていく中で、親である私も新しい時代の変化に応じて変わっていかなければならないと実感します。子供に対して恥ずかしくないように私自身がチャレンジし続けることがひとつのモチベーションになっています。



【第7期メンバーへのメッセージ】
（石塚）　J-Winの合宿で「1年後の私へ」という手紙を書き、1年後に送られてきた手紙を読んだ時、その変化に自分自身驚きました。ここで活動したことによって、考え方やものの見方が変わり、成長につながったと実感しています。みなさんも、見たこと、経験したことをアウトプットしようと心がけていれば、自然に変わっていくと思いますので、ぜひチャレンジを続けていただきたいと思います。

（村松）　自信満々に見える人も、最初から完成されていたわけではなく、少しずつ小さな自信を積み重ねて大きくしているのではないかと思います。みなさんも、ぜひ自分が頑張ったことや良いところをほめて、それを前に進む力に変えていただきたいです。High Potential ネットワーク活動が完結する3月がゴールではありません。この先どんどん成長することが目標ですので、さらに大きな力を発揮されることを願っています

（大熊）　昨年は6期生として、皆さんと同じ立場でNext Stageネットワークメンバーのお話を聴いていましたが、こうして自分自身が発信する立場になったのも一つの成長かと思います。Next Stageの合宿で、5年後10年後の自分を考えるという課題がでましたが、その時にどのような社会になっているのかを考えながら、新しいことを学び続けることが大切だということを実感しました。J-Winのネットワークでつながる仲間として、共にチャレンジしていきましょう。