文:新庄浩子(エーザイ株式会社)
2013年6月14日~15日の2日間にわたり、つくば国際会議場にて国内研修合宿が開催されました。ほぼ全員が初対面、さらに見渡す限り女性だけという非日常空間でぎこちなさと緊張感に包まれつつ、第4期女性メンバーネットワーク幹事長の相原さんによる開会の挨拶からプログラムが始まりました。
「『Women to the Top!』を目指して」セッションの冒頭は、内永理事長からのビデオメッセージ。ビジネスを成功させるためのダイバーシティであること、企業で女性が活躍することはそのキーであることが語られました。次いで、日本がいかに先進諸外国と比較して女性活躍推進が遅れているかを示すデータが紹介されました。
この衝撃に突き動かされるように「どうすれば、女性が企業で活躍できるようになるか」をテーマに熱い議論がスタート。朝の緊張から一転し打ち解けた雰囲気の中、外的要因(社会・企業)と内的要因(女性・自分自身)から考察し、 それらの改善策についてチームディスカッションと全体でのシェアタイムを重ねました。
1日目の最後には、日本IBM 執行役員 鷺谷万里さんによる講演'Why are we here?'。営業ウーマン1号、子育て、社内の女性ネットワーキングの立ち上げ、女性が活躍できる企業カルチャーつくり…。ときに計り知れないほどの悩みや困難を伴いながらも、決して諦めず、飾らず自分らしくキャリアを積まれてきたお姿は多くの女性メンバーを魅了しました。
さらに、2日目の最初には、会場に駆けつけて下さった内永理事長からの講演'仕事からの贈り物'。必ずしも順風満帆な道のりではなかった理事長のご経験が赤裸々に語られました。 「キャリアアップは人生における自己実現。決して自分で自分の限界を決めないこと。単なる出世欲ではなく、ぜひ"想い"をもって自分の可能性を切り拓いてください」を深く心に刻みました。
そして、幹事メンバーが1日目の議論から分科会候補として絞り込んだ12テーマについて"お試し分科会活動"を実施し研修合宿のプログラムは終了。
これから始まる女性ネットワーキングの広がりや分科会活動への期待に胸を膨らませ、2年後の自らの成長を大いに胸に誓った合宿となりました。