J-Win 第10期High Potential ネットワーク・九州では、2021年9月11日にオンライン形式で9月度定例会を開催、16名の九州メンバー全員が出席しました。九州地域で活躍される西部ガス株式会社　北九州総務部マネジャー　 初村 清香　氏から、障壁と向き合いながらキャリアアップされてきた経験談や今後のキャリアプランをうかがいました。


目的

九州地域で活躍されるロールモデルから障壁と向き合いながらキャリアアップされてきた経験談や今後のキャリアプランをうかがい

【マインド】

キャリアアップしTopを目指すことにより自分や周囲へどのような効果（影響）を与えるかについて考え、リーダーの魅力を理解し、Topを目指すことへの意識を高める

【行動】

自身のキャリアビジョンをより具体化し、キャリアプランをブラッシュアップする

ねらい

九州特有の障壁にとらわれずTopを目指すキャリアアップ意識を高め、行動に繋げる

ゴール

ロールモデルからリーダーの魅力やキャリアアップの重要性を学び、キャリアビジョンを具体的にイメージすることで
【マインド】九州特有の障壁にとらわれずに「会社で一歩上を目指す」から「Women to the TOPを目指す！」 にギアチェンジする
【行動】　　具体化したキャリアビジョンを基に　キャリアプランをブラッシュアップし行動変革する

(＊肩書き等は定例会当時のものです。)

●キャッチアップの価値
キャリアアップの経験を振り返ると、入社当初は、女性が10％ほどしかいない会社で、仕事も続かないと思ったし、管理職にも前向きではなかった。人生グラフにて何か落ち込んだ時に、自分が何をして浮上してきたかには共通項があり、それは根幹であり強みであるとわかった。

キャリアアップすることで視座が上がり、見える範囲は広がり、情報は増える。会社組織内では管理職にしか話さない情報もある。また、男性、女性の混合チームの方が特許の経済価値が高い、というデータがあり、価値を感じた。
会社での人との出会いを通して、貢献したいという思いが芽生え、女性活躍推進をする中で、「管理職にならないといけない」から「なりたい」に変わった。ロールモデルがいないなら作らないといけないと感じていた。

●『九州ならではの障壁』
九州には"男性はこうあるべき"、"女性はこうあるべき"との固定観念が、男性側だけではなく、女性側にも強く根付いている。『旦那さんがかわいそう』という呪縛がある。男性脳と女性脳は元々脳のつくりが違うため女性は男性っぽくなってはいけない。

●TOPになる

決定権、裁量権を持つ場に女性がいるということが、最も身近な多様性の活用である。女性は地位や名誉では動かない。自身は、TOPでやりたいことを考え、やりたいことを成し遂げるためにTOPになることを目指している。





■ ワークショップ
九州メンバーは、個人ワークとして、ご講演を受けて、「キャリアビジョン」「キャリアプラン（キャリアビジョン達成までのステップ）」を再考・整理しブラッシュアップしました。引き続きグループワークでは、個人ワークの内容を共有し、他メンバーからコメントをもらうことで、自身のキャリアプランを明確にするための気づきを得ました。

―客観的に自分を見つめることができ、自分自身の弱み強みを知ることが自己成長の一歩だと再確認しました。

―九州の女性が呪いのように話す「旦那さんかわいそう」という言葉について、すごく納得ができ、少し気持ちが軽くなりました。

―同じような男性中心の職場にいる女性社員で出世されている意見や率直なお話を伺うことができました。

―キャリアアップについての男性と女性のモチベーションの違いから、「TOPになって何を為すか」という観点でとらえるという考え方が非常に参考になりました。

―今まではキャリアアップすることが目標になっていましたが、自身が会社で成し遂げたいことが見つかっていないことに気づけた点がとても有意義でした。

―後世にしっかりと「バトンを渡す」ために自身がキャリアアップすることが重要であることを認識しました。