「J-Win第8期High Potentialネットワーク・関西 9月度定例会」を、2018年9月26日(水)に大阪市中央区の本町ガーデンシティ― みずほ証券株式会社大会議室で開催し、メンバー27名と、メンバーの上司28名が参加しました。
■「リーダーシップ」について考える
今回の定例会は、「女性に特化せず、さまざまなリーダーシップを知る」「上司を巻き込みJ-Win活動の理解促進を図る」を目的に開催。男性の講師をお招きした講演のほか、メンバーの上司の皆様に参加いただきました。身近にロールモデルが不在でも、男性を見てリーダースタイルを知り、気づきを得ることをねらいとし、上司の皆様にはJ-Win活動について理解を深めていただく機会となりました。
【9月度定例会アジェンダ】
■ 講演:「リーダーシップ・マネジメントについて考えるヒント」
三井住友トラスト・ウエルスパートナーズ株式会社 取締役社長 前田 克典氏
■ 意見交換会(ワールドカフェ方式)
![]() |
![]() |
今振り返ると、私が銀行員になりたての頃は、「サラリーマンは気楽」「所詮仕事なんて面白くないに決まっている」「まぁ、支店長くらいにはなれるだろう」…などと思い込んでいるような"不良銀行員"だったと思います。そんな気持ちで仕事をしている時に、単に作業としてレンガを積むのではなく、人のために建物を作り出すことに働き甲斐を持って仕事に取り組むレンガ職人の話をしてくれた先輩がいて、大変心に響きました。また、ある時は、同じ独身寮の同期の部屋の壁一面に並んでいた金融や経済の専門書に驚き、「俺はトップを目指す」と夢に向かって努力している彼の姿勢に大きな刺激を受けました。さらに、一つ下の後輩には「本を読みなはれ」と助言され、感覚ではなく確固たる理論を学ぶ必要に目覚めるきっかけに。そして、自分の能力が発揮して成果を上げることの楽しさを実感できるようになった頃、周囲の人が期待通りの仕事をしてくれないことに不満を持ったり、自分の上司に対しても批判的な態度を取ったりしたことがありました。その時に上司から教わったのが「美点凝視」という言葉です。人の欠点をあげつらうのではなく人の良い点をしっかり見て高めてあげることによって、人はそれ以外の能力を発揮するというアドバイスでした。仕事の面白さや働き甲斐、そしてチームで成果を出す達成感を体感できるようになった背景には、こうした先輩や同期、後輩、上司との出会いがあったからだと思います。また、当時、住友信託銀行では、終業チャイムに続いて『3つの問い』というものが放送されていました。「お客さまの身になって仕事をしたか?」「お客さまに満足していただけたか」「もっとよい方法はなかったか?」。今になって振り返れば、これらが大変重要なキーワードだったと実感しています。~講演の感想(アンケートコメントより)~
【前田 克典 氏のPROFILE】
1983年、一橋大学 社会学部卒業。1983年、住友信託銀行株式会社に入社。2005年以降、和歌山支店・名古屋駅前支店・新宿支店の支店長、本店営業部長などを歴任。2015年に三井住友トラスト・ウエルスパートナーズ株式会社、代表取締役社長に就任。
~参加者の感想~