「J-Win第7期女性メンバーネットワーク・関西」9月度定例会が、2017年9月26日(火)に大阪大学中之島センターで開催され、25名のメンバーが参加しました。
9月の定例会は、「リーダーに必要な要素理解」がテーマ。「リーダーとして必要な要素を知り、キャリアアップへのマインドチェンジを図る」ことを目的とし、ワークとロールモデルによる講演を行いました。
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私が自身の人生を振り返って今考えることは、まず、「このままでは、女性の活躍促進どころか、より豊かな日本の暮らしは望めない」ということです。そして、アメリカの同時多発テロ、東日本大震災など、「不測の事態はいつ起きるかわからない」ということ。こうした認識をもって自分の人生をとらえ、仕事もプライベートも準備していくことが重要であるということを、冒頭に強くお伝えしたいと思います。
日本経済の持続的成長の担い手となり、キャリアアップしトップをめざすために必要なポイントについてお話ししましょう。1つ目は、「変化を厭わず変革にチャレンジする」こと。会社のミッションに対して自分がどのような役割を果たしていくかを考えるだけでなく、日々俯瞰した目で変化をとらえることが重要です。2つ目は、「自分には無限の可能性と、まだ開発されていない才能があると信じる」こと。特に女性にはさまざまなライフイベントがありますから、広い意味でのCDP(Career Development Program)を早期に設定し、専門領域・スキルを確立してください。3つ目は、男女を超えた「情報ネットワーク、仲間を作る」こと。そこで得た情報は社内の業績に影響を与えることもあります。家庭、会社以外の、地域社会や趣味の世界などに、もうひとつ自分の場所を作っておきましょう。2点でバランスをとるより、3点起立のほうが心身共に安定するものです。4つ目は、「大局観をもち、時間軸と面的広がり両方から俯瞰して物を見る」こと。企業のトップたちは、世界や地球、時間軸も踏まえて変化にスピーディに対応しています。そして「包容力と懐の深さ」をもち、「明るく、潔く、颯爽と」。何か問題が起きても、反省はしてもくよくよしないことが大切です。また、特に女性の場合は、TPOをおさえたおしゃれや言葉づかいも必要です。さらに、「丈夫な消化器、体力、筋力、持久力」を身につけておきましょう。【大賀 公子氏のPROFILE】
1977年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、日本電信電話公社入社。日本電信電話(株)サービス開発本部マーケティング部門長、東日本電信電話(株)情報機器部長、同 東京支店副支店長、(株)NTT東日本-東京中央 代表取締役社長、NTTラーニングシステムズ(株)代表取締役常務、教育研修事業部長を経て、2013年より西日本電信電話(株)常勤監査役。同年より、大阪市特別顧問(女性の活躍推進)。