「J-Win第7期女性メンバーネットワーク・関西」7月度定例会が、2017年7月28日(金)に大阪大学中之島センターで開催され、26名のメンバーが参加しました。
2017年4月より発足したJ-Win関西支部。関西所属の第7期メンバーは、4、5、6月は東京と合同での定例会や合宿に参加しましたが、7月から、関西独自で行う定例会、分科会などの活動が本格的にスタートしました。
【プログラム】
| 第7期 女性メンバーネットワーク・関西 7月度定例会 |
| 17:50- オリエンテーション/活動方針発表 |
| 18:10- アイスブレイク(事前課題:今の自分についての振り返り) |
| 18:30- 講演&質疑応答 |
| 20:00- 事後ワーク:行動宣言 |
![]() |
![]() |
私は1982年に、女性総合職一期生3名の内の1人として日本航空に入社しました。同期は男女合わせて40名位いましたが、私の昇格は、同期から1、2年遅れていました。当時は、本社の会議に出席すると、出席者は全員男性で、私を見て「きみ誰の秘書?」と聞かれることも度々ありました。また、営業で売上成績を伸ばすと男性の先輩から「女性は得だね」と言われ、逆に成績を落とすと「女性にはやっぱり無理」と言われたりと、何度も悲しい思いもしました。部長に昇進した際に、名刺を出すと、「女性の部長?」と驚かれ、役員になってからは、尚更でした。こうした男性社会の中でキャリアを重ねて参りましたが、私は、偉くなりたいと思って、今まで頑張ってきた訳ではありませんでした。ただ、与えられた仕事に対して、自分が納得出来るまでいつも全力投球で取り組んできましたし、どのような仕事でも、たとえ辛く感じることでも、ささやかな幸せややりがいを見つけて、これを乗り越えたら、必ず楽しいことがやってくると信じて努力して参りました。それが私にとっては「働く」ということで、私自身に対してのプライドです。こうした姿勢で仕事を続けるうちに、部長に着任した頃には昇格の遅れを取り戻していました。
J-Winには第1期生として参加し、日本のみならず海外における女性活躍の実態など、多くの事を学ばせていただきました。又、国、地方自治体や企業のトップ、さらに働く女性、男性、学生にも「女性活躍」の意義や必要性を伝える機会を得ることが出来ました。そして何よりも、活動を通して女性のネットワークが作れたことが最も大きな宝です。J-Winのメンバーとは、今でも誰かが昇進するとお祝い会、転勤すると送別会を開き、仕事上の依頼も相談も互いにし合う良い関係が続いています。皆さんも是非、こうした得難いネットワークを構築し、活用して下さい。【中野 星子 氏のPROFILE】
1982年青山学院大学法学部を卒業し、日本航空株式会社に女性総合職一期生として入社。札幌空港支店、東京支店 国内/国際予約部、国内マーケティング部 、宣伝部などを経て、1999年、 東京支店 国際旅客販売部 課長に昇格。2005年、国際旅客営業部 次長。 2007年、東京支店 法人センター法人販売部 部長。2010年、アクセス国際ネットワーク 代表取締役社長に就任。2014年より日本航空株式会社 執行役員 西日本地区支配人。J-Winには第1期生として参加。