「J-Win Executiveネットワーク2月合宿」を開催しました。
2月合宿はオンラインでの開催。Executiveネットワークメンバー53名が参加しました。
定例会第二部では、講師に慶応義塾大学教授・ヤフー株式会社CSO安宅 和人氏をお招きしました。
■ 合宿 第一部
●活動報告
合宿第一部では、まずExecutiveネットワーク 木曽川幹事長にご挨拶いただき、活動全体を振り返りました。21年度の活動目標は、「グローバルの視点を持ち、変革を巻き起こす影響力を持つTOPリーダーへ」と掲げておりました。活動方針は、影響力を持つリーダーの備えるべき要素を、活動を通じて習得し、国内外に存在感を向上させる内容でした。その活動目標に沿った重点施策として、①グローバル・ネットワークの拡充と深化、②JENの価値拡大③メンバー拡大、④後進育成及び三層の連携強化に取り組みました。
引き続き、各活動の担当より報告がありました。定例会では、定例会の重点テーマを「グローバル」、「環境問題」とし、多角的・多面的な学びの機会としたこと。グローバル活動では駐日女性大使とのメンタリングの拡充により、貴重なグローバル女性ロールモデルのご経験から、価値観、考え方を学び、経営を担うエグゼクティブとしての自身の成長につなげ、また、男性大使ラウンドテーブルにより、グローバルでのビジネスで活躍する為の秘訣について学び、自分たちの今後のキャリア形成に役立てるための議論をしたこと。後進育成として、High PotentialとNext Stageでのラウンドテーブルとメンタリング・プログラムについて。2回開催した理事長ラウンドテーブルについて。研究会「憲法」「これ日」「日本文化」の活動状況や学び。それぞれ大きな実りのある、充実した活動報告となりました。
●価値拡大活動
今年度価値拡大活動として取り組んだ内容のシェアし、今年度の活動で個人として何を学びどのような自己成長ができたか、また、次年度の活動に向けて、Executiveネットワークの存在価値は何かについて、8グループに分かれてディスカッションを行いました。価値拡大活動は、意思決定プロセスに女性が参画する必要性の理解者層拡大、JEN認知度向上、自分たちの歩んできた道の伝播、D&Iに対する問題提起、つまり「女性がアクセレレーターとなり日本社会・経済の持続的
成長を促す『ウーマノベーション』を提唱することを目的としております。
ディスカッション後の発表では、「10年前との違いは、発信相手が、管理職を目指す女性から男性管理職へ。男性は他社の動向を気にするので、他社の状況を共有することは、意識変革に有効。企業への課題解決にまで踏み込んでいければ、より価値が増すのでは。」「様々なプログラムへの参加で、新たなknowledge、気づきを得られた。リーダーとしての付加価値増加への貴重なInput。同じ目的を持ったビジネスパーソンによる唯一無二の女性Executiveネットワークと自負。それを、共通のknowledgeをベースに、形にすることで外(自社及び他社)へ発信することが重要。」等の具体的な意見が出されました。これに対し、J-Win理事からも講評をいただき、「さすがだと、頼もしく感じた。潜在的価値が高い。組織のトップは大変だけどやりがいあるので、目指してみたら面白いですよ。グローバルな取り組みには外から内(グローバルを目指す、適合する)、内から外(グローバルに日本から発信)と2通りある。両方に取り組んで欲しい。」など、激励のお言葉を頂きました。
【安宅 和人 氏のPROFILE】
慶応義塾大学教授・ヤフー株式会社CSO
データサイエンティスト協会理事。マッキンゼーを経て、 2008年からヤフー。 前職のマッキンゼーではマーケティング研究グループのアジア太平洋地域中心メンバーの一人として幅広い商品・事業開発、ブランド再生に関わる。ヤフーでは2012よりCSO。途中データ及び研究開発部門も統括。2016より慶応義塾SFCでデータサイエンスを教え、2018秋より現職(現兼務)。イェール大学脳神経科学PhD。内閣府CSTI基本計画専門調査会委員、同 数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度検討会 副座長などデータ×AI時代での変革をテーマにした政府委員を多く務める。
著書に『イシューからはじめよ』(英治出版、2010)、『シン・ニホン』(ニュース゛ピックズ2020)