「J-Win Executiveネットワーク6月度定例会」を、2020年6月16日(火)にオンラインで開催し、44名のメンバーが参加しました。


【アジェンダ】
■ 新メンバー紹介
■ アンケート結果共有
■ グローバルネットワークの年間計画発表
■ 研究会年間計画発表
■ High Potentialネットワーク支援について／連絡事項
■ ご講演 「人生100年時代をポジティブに生きる」　昭和女子大学　理事長　坂東　眞理子氏
■ 質疑応答
■ オンライン懇親会

(＊肩書き等は講演当時のものです。)

●第一部　人生100年時代をポジティブに生きる
●第二部　これから女性がどのように働いてほしいか、働くことができるかを話す

～講演後の質疑応答より～
Q：　コロナ禍でメンバーシップ型からジョブ型へのシフトの議論が盛り上がっていますが、ジョブ型は本当に日本に定着すると思われますか。
A：　ジョブ型への変化は誰かが命令したら、一斉に変わることはない。おそらくは、小さな企業、新しい企業から変わる。メンバーシップに魅力を感じる人が集まらない会社から変わっていく。働いている人もメンバーの方がおいしいという人がいる。良い点もあるが、犠牲も多いからといって、変わっていくのではないか。

Q：　今後は自律型の人材が必要と思われる中で、今教育の現場ではどのような議論がなされているのでしょうか。子供の頃からの日本の教育から見直すべき点はあるように思います。
A：　教育は確かに大事。親の過保護も問題。子どもに何かあったらどうするのか、と学校現場はリスクが全員怖くなっていく。どこから変えていくかとても難しい。でも、きっと皆さんの会社にいらっしゃる方は何があったらどうするのか、というリスクを取る人が多いのではないか。日本企業はメンバーシップ型で人材育成をしてきたが、仕事を処理する能力を若い人たちにつけさせるノウハウが蓄積されていないのではないか。学校が指導要領だけに則ってやるだけではいけないが、小さいころからユニークな教育をすることが重要。

～講演の感想～
-　先駆者として苦労を重ね、多産多転を経験されたお言葉は心に響きました。
　　特に、女性の心構え（自己肯定感を持つ、強みを持つ、これから伸びる分野を選択する等)は
　　実践的で納得しました
-　自分の武器は幾つかの業を組み合わせて作れば良い
　　（一つだけノーベル賞的に秀でていなくて良いということ）に納得を覚え、また、励まされました
-　ダイバーシティ経営を進めるにあたり多岐にわたるご指摘やアドバイスをうかがうことができました。
　　自分自身のふるまい方等大変参考になりました
-　女性リーダー4.0の時代をこのコロナ禍による働き方の変革、価値観の変化をとらえ、
　　更に進めていきたいと考えます
-　自分の強みを自己認識し、際立たせて、男性とは異なる視点で自社の成長により
　　一層貢献しようと思いました。
　　また、社会への貢献については、自分に合った分野・やり方で今行っている事を継続します