「J-Win Executiveネットワーク1月度定例会」を、2019年1月16日(水)に港区のアークヒルズクラブで開催し、25名のメンバーが参加しました。
■「Life is so precious ~人生もっと楽しく美しく~」
今回の定例会では、三井不動産リアルティ株式会社 上席アドバイザー 宮本 佳代子氏を講師に迎え、「進化」と題した講演を行いました。小泉純一郎元首相の妻として政治の世界で夫を支え、別の人生を歩むことを決めてからは不動産業界に飛び込んで実績を重ねてきた宮本氏。これまでのご経験の中で大切にしてきた思いや、人生100年時代に必要な「進化」について、不動産業界の事例を交えながら楽しくパワフルにお話いただきました。参加者からの「パワーの源はどこから来るのか」という質問に対しては「常に明るくプラス思考で、やらない後悔をするくらいなら行動をすること」と答えられ、力強く前向きな生き方に参加者も元気づけられました。
以下に講演の様子をダイジェストでご紹介します。
(*肩書き等は講演当時のものです)
私は若くして政治家の家に嫁ぎ、選挙を2回経験しながら、長男、次男を出産しました。そして三男がお腹にいる妊娠6か月の時に離婚しましたが、普通ではなかなか見ることのできない政治の世界に触れ、貴重な体験をさせていただいたと思っています。子どもを抱えて生きていくことを決めた時、不動産業界に入りましたが、「どうして不動産業界を選んだのか」と聞かれることが多くあります。この業界を選んだことにはいくつか理由がありました。一つは、私が幼い頃、新聞の折り込みチラシを見るのが好きで、不動産の売り物件を見ては、気に入った家を切り抜いてスクラップするような子どもだったということです。その頃、白い家に憧れていました。現在、鎌倉で白い家に住むことを実現させ、子どもの頃に描いた夢を有言実行できたことをうれしく思っています。もう一つは、「家」という多くの人にとって一生で最も大切な買い物に携れるということに魅力を感じたからです。そんな思いで不動産業界に飛び込みましたが、現実には数字の世界で戦う厳しさも経験し、無我夢中で走り続けました。賃貸の仕事をしていた時には「所詮周旋屋だろう」と言われ、悔しい思いをしたこともあります。逆に「この物件に巡り会えたのはあなたのおかげよ」と言われて感激するなど、お客様との出会いの中でたくさんの経験を重ね、自分自身も成長することができました。【宮本 佳代子氏のPROFILE】
青山学院大学在学中に小泉純一郎元首相と結婚し、政治家の妻として2回の選挙を経験。長男、次男を出産後、三男を妊娠中に離婚。以降は、不動産営業のトッププレイヤーとして36年間に渡り活躍。現在、三井不動産リアルティ株式会社勤務 上席アドバーザーとして個人・法人向けの不動産売買仲介や相続、投資、資産活用のコンサルティング業務に従事。長男は俳優の小泉孝太郎氏、次男は衆議院議員の小泉進次郎氏、三男は不動産会社勤務。