2017年5月10日（水）18時30分より、港区赤坂のアークヒルズクラブにて「J-Win Executiveネットワーク2017年度キックオフ」が開催されました。キックオフは内永理事長からのメッセージで始まり、続いて幹事長の鷺谷万里さん （株式会社セールスフォース・ドットコム）より、2017年度の活動計画の概要説明がありました。今年度のテーマは、昨年に引き続き、自己研鑽と次世代女性リーダー育成支援です。特に自己研鑽の部分では、

・経営者として、今後ビジネスや社会に大きな変革をもたらすDisruptive Technologyに関する知見を深める。
・何を知りたいか考える。アレンジする。聴く。見る。議論する。
・自社ビジネスのイノベーションへの適用可能性を想起し、意見を持てるようになる。

Executiveネットワークで得た経験で、更にTop Executiveとしての知見を深めていきます。その後は、「Executiveネットワークで実現したい活動」をテーマに、活発なディスカッションが交わされました。終了後は懇親会が行われ、歓談の中で新メンバーも加わり、新しいネットワークが築かれる充実のひとときとなりました。

活動計画の概要説明　幹事長　鷺谷　万里さん

内永理事長からのメッセージ
J-Win理事長　内永　ゆか子

『Diversity（多様性）は日本にとって本質的なValue！』
これまでのやり方の延長線上では、日本は先細りとなり生き延びていけない。
いかに発想を変え、innovativeになるためのbreakthroughを起こすかが問われている。
多様性は、モノカルチャーな風土に風穴をあける変革の根幹をなすものである。そして、女性活用は、多様性の活用の第一歩である。潮目が変わってきている
最近、働き方改革が声高に叫ばれている。そして、働き方を変えさせすれば、女性活躍が促進するかのような、課題のすり替えが起こっているように感ずる。

裾野拡大の必要性、そしてこれからの10年
J-winメンバー企業の枠を超え、日本全体に目を向けると、結構な大企業においても、いまだに女性活躍推進は低いレベルにとどまっていることが診断結果などから分かった。
J-winメンバー企業は、トップを走る一握りでしかない。
これまでどおりJ-winでリーダーを育てつつも、もっと広く、それに続く人々を育てるために裾野拡大の必要性を感じた。
これからの10年は、「いかにして裾野を広げるか」、「企業や社会にとって、多様性がいかにイノベーションを起こす本質的なバリューなのか」といったことを分かってもらう活動に力を注いでいく。その観点から、オープンセミナーや地方での活動を増やしていく。

■JENメンバーに期待すること
自分のキャリアをエクサイティングなものにするために前進・上昇を。
多様性の必要性を自分の言葉で伝え、ダイバーシティが日本にとっての本質的なValueであることを広めていくサポートをしてほしい。
一人でも多くの人に、一社でも多くの組織に、多様性の必要性を説いて欲しい。